自分は至らないのを承知で現在、少年柔道の先生をしている。
3年目にして、今年、ダイヤの原石と思われる少年が入会した。
その子を見て感じたのが、少年にとって一番大事な才能というのはその種目が好きであるということ。
こればっかは、先生は押し付けられないのよ。
そのコは、現在、小学3年生。今年の4月に柔道をはじめたのだが、これが気に入ったのか、たびたび練習後も居残りして、練習してる。
たぶん、強くなりたい思いで苦しみながらやっているのではないと思う。
柔道が好きになってもらえたのかな、と。
そのコの保護者が昨日
『先生(私)が来ないと、このコ、居残りしない、って言ってるんですよぉ』
だと。
先生冥利に尽きるねぇ。
お前がこの道場にいるまで、俺は先生続けてやるよ。
いい背負い投げもってんだわ、これが。